こんにちは かーふぁです。
今回はエチオピアのコーヒー豆について書きたいと思います。
エチオピアの豆といえば、イルガチェフ産の豆はブランドにもなっており、人気のコーヒー豆です。
イルガチェフは浅煎りのコーヒーを
提供するお店でも定番となっていますね。
目次
エチオピアのコーヒー豆
エチオピアってどんな国?
エチオピアはアフリカの東部に位置し、面積は日本の約3倍にもなります。
人口も1億人を超え、アフリカで2番目の人口を誇る国です。
アフリカは多くの国が、古くからヨーロッパ諸国の植民地支配を受けてきました。
しかしエチオピアに関しては、一部、第二次世界大戦期の短いイタリアによる植民地化があったものの、基本的に独立国として現在に至るアフリカでは珍しい国でもあります。
それにあやかろうと、アフリカで誕生した多くの新興国がエチオピア国旗の三色を用いた国旗となっています。
ちなみに国旗の赤は自由・黄色は希望・緑は労働を表しています。
石油や鉱山資源の埋蔵も確認されていますが、産業としてはあまり発展してはなく、
農業が主要産業になり従事者は人口の約8割にも及びます。
コーヒーも主要作物として重要な輸出品目となっています。
エチオピアのコーヒーの歴史
コーヒーの起源はエチオピアと言われています。
コーヒーノキが最初に自生していたのはエチオピアが有力で、その後アラビア諸国を中心に世界に広がったというのが有力な説です。
諸説ありますが、コーヒーを初めて食したという以下のような伝説が残っています。
6世紀頃エチオピアの羊(ヤギ?)飼いのカルディは、ヤギが赤い実を食べて興奮状態であるのを見つけました。
その事を修道院の僧に話をして、同じように赤い実を自分達も食べたところ、リラックス状態や眠気覚ましになったという話が伝わっています。
信憑性は高くないみたいですが、古くからコーヒーが飲食されていたのは間違いないみたいです。
エチオピアの地形は、多くが山岳地帯になり今でも野生のコーヒーノキから収穫される豆もあります。
そしてエチオピアにあるコーヒーの品種は3.500種もの固有品種があると言われているのが驚きです。
国内消費も多く、収穫量の3~4割は自国で消費されています。
エチオピアのコーヒー豆の特徴
エチオピアコーヒーで特に力を入れているのが、イルガチェフ・シダモ・ハラーの三種類です。
いずれもエチオピアを代表する人気銘柄となっています。
ちなみに以前は隣国のイエメンにあるモカ港を経由してヨーロッパに豆が渡っていたので、その名残もあり
いずれもボディが力強く香りが豊かで酸味があるのが特徴です。
特にイルガチェフはゲイシャ種と比較される程で、シトラス系の香りで紅茶に例えられることもあります。
主に、特徴を生かすなら浅煎り~中煎りに抑えて焙煎するのがいいです。
エチオピアの豆の格付けは欠点豆の数でランク分けされています。
等級 欠点豆の数(300g中)
G-1 0~3個
G-2 4~12個
G-3 13~27個
G-4 28~45個
G-5 46~90個
G-1にあるように非常に厳正な検査により選ばれるので、エチオピアの豆は総じて品質が高くなっています。
コーヒーの原点でもあるエチオピアのコーヒーはイルガチェフのような銘柄でも比較的日本で飲むことが出来ます。
最近の浅煎りブームもあり、ますます注目される産地の一つです。
今回もご覧いただき有難うございました。