こんにちは かーふぁです。
今回はインドネシアのコーヒーについて書きたいと思います。
インドネシアのコーヒー豆と言えば、マンデリンが有名です。
もはや代名詞のような物で、逆にマンデリンってどこの豆?と言うように
インドネシア産と分からない人もいるかもしれません。それくらいマンデリンで浸透しています。
そのインドネシアは、一時期世界での生産量で一位だったこともある
一大産地の一つです。
目次
インドネシアのコーヒー豆
インドネシアってどんな国?
インドネシアは東南アジアにある多くの島からなる国で、日本でもなじみのある
国の一つです。
人口も2億5000万を超え、アジアの国ってどこも人が多いなって思ってしまいます。
そして地図で見れば分かるように、いろんな地域をまたがる島々からなる国でもあります。
その数は1万3000を超え、世界で一番多く島を持つ国になっています。
ちなみに日本も島国ですが、数はだいたい6800ですから、日本の2倍くらい多くの島で成り立っている事になります。
その数ある島の中でも、ジャワ島・スマトラ島・ボルネオ島・バリ島等は特に有名です。
そんな、多くの島々からなる国ですので、島ごとに文化も異なります。文化が違うと言うより、そもそも民族自体が島ごとに異なり、細かく数えると約300種もの民族から形成されているようです。
ですが、他民族国家にありがちな民族間の衝突も特に見られず、世界的にも良い意味で
異質な国となっています。
歴史的には、16世紀後半から17世紀初頭にオランダが東南アジアに進出してきて、
当時はオランダ領東インド諸島と呼ばれました。
第二次世界大戦でも多くの島が戦場となり、日本も植民地とした時代があります。
第二次世界大戦が終結後もすぐには植民地から解放されたわけではなく、あの有名なスカルノを中心としてオランダとの独立戦争後
ようやく300年にも及ぶ植民地支配から解放されたという苦しい歴史を持っています。
今では、一大観光地として人気を博しており仏教寺院で有名なボロブドゥールがあれば
ヒンドゥー教寺院もあり、またバリ島のような世界的なリゾート地のある多種多様な魅力のある国になっています。
インドネシアのコーヒーの歴史
インドネシアのコーヒーの歴史は古く、17世紀後半に植民地化したオランダ人が
ジャワ島でコーヒーノキを植樹したのが、始まりと言われています。
赤道直下に位置し、コーヒーベルトの範囲にもなるインドネシアは火山灰の肥沃な
土壌が多くコーヒー栽培に適していました。
そんな好立地な環境に広大な土地も手伝い世界的産地となりましたが、1900年初頭にアジア地域に広く流行ったサビ病が原因でインドネシアの豆は壊滅的な被害を受けます。
そこで、その後に植えられたのが、病害虫に強いロブスタ種です。
今では、生産量の約9割がロブスタ種を占めていますが、マンデリンに代表されるように高品種のアラビカ豆も栽培されています。
現在でも世界第4位を誇るコーヒー豆生産地として重要な産地としてを担っています。
インドネシアのコーヒー豆の特徴
やはり、代表格なのがスペシャリティーコーヒーとしても有名なマンデリンです。
豊かなコクと独特の香味を持つその豆は、少しクセがあり好き嫌いが分かれますが、
人気の品種の一つです。
焙煎具合は中煎りから中深煎りにすると、味の特徴を最大限に引き立てられます。
また、他に有名なのがコピ・ルアクと呼ばれるコーヒー豆です。
名前だけではピンと来ないかもしれませんが、ジャコウネコの糞から採取される
豆と言うことで知っている人も多いはずです。
コーヒーの実を食べたジャコウネコの体で外側の果肉しか消化されず、出てきた種子を
洗浄して焙煎したものです。
糞と聴くと少し抵抗があるかも知れませんが、実際のコーヒー豆も、果肉は精製段階で処理されますから何も問題ありません。
このジャコウネコの消化酵素に含まれる、特別な香りを持つ成分が付着することにより
コーヒー豆自体にも特別な香りが加わると言われています。
値段は世界一高いといわれており、1杯でも8000円と言われる超高級品となっています。
このように、個性溢れるインドネシアの豆、決してロブスタ種だけではなく、その品質の高いアラビカ種はアジアのコーヒーのイメージを変えてくれるでしょう
今回もご覧いただき有難うございました。