ブルンジという国をご存知でしょうか?
コーヒー好きでもコーヒーでしか聞いたことのない国かもしれません。
ブルンジの方には失礼かもしれませんが・・・
そんなブルンジのコーヒーについての記事になります。
目次
ブルンジのコーヒー豆
ブルンジってどんな国?
近隣にコンゴ・ルワンダ・タンザニアに挟まれ国土は北海道の3分の一ほどで非常に狭く、その多くが1.500m以上の高地に位置する国です。
そのような土地柄もあり、アフリカの中でも比較的涼しい気候となっています。
そして国土は狭いですが、人口は1.000万人以上いますので北海道より全然多く、人口密度は高い国と言えます。
アフリカでも最貧国の一つに数えられ過去の内戦の影響もあり治安はよくありません。
また、日本からの直行便がなく長時間の移動を要しアクセスも悪いのでなじみの薄い国となっています。
しかし野生動物の宝庫でもあり、世界第二位の深さを誇りビーチもあるタンガニーカ湖など観光地としては風光明媚で魅力的な国でもあります。
国の主要産業は農業で、その中でもコーヒーは主要作物であり、最大の輸出作物にもなるのでブルンジにとっては大きな比重を占めています。
現在でも輸出品目の約30%がコーヒーであり、重要な作物の一つです。
ブルンジのコーヒーの歴史
ブルンジはもともとベルギーの植民地でした。
そのこともあり、統治化の18世紀頃にコーヒーの苗木が持ち込まれたのが、始まりと言われています。
国の大部分を占める標高の高さは、コーヒー栽培にとっては恵まれた環境でもあります。
火山灰土壌や寒暖差の大きさも手伝って品質の良いコーヒーが出来るのです。
また隣国のルワンダの影響を受けて、コーヒー産業が発展し今ではスペシャリティーコーヒーへも参入するコーヒー生産地となりました。
ただ、大規模農園はほとんどなく、小規模農園中心で貧しいため満足のいく設備を持たないため国は力を入れています。
国もOCIBU(コーヒー庁)と呼ばれる組織を置き、ウォッシングステーションの設置やアフリカンベッドによる選別と品質管理により、徹底した品質管理を行っている。
日本のブルンジとの貿易においては、実に輸出の90%以上がコーヒーに占められています。
2012年にはCOE(カップ オブ エクセレンス)も開催され、世界的な知名度も上がりつつあるのがブルンジのコーヒー豆です。
ブルンジのコーヒー豆の特徴
主な栽培品種は、ティピカ種と呼ばれる古くからの種の突然変異であるブルボン種が中心です。
多くのアフリカ産のコーヒー豆によく見られる酸味を持つのが特徴で、オレンジなどの柑橘系の明るいフレーバーを持ち合わせています。
苦味よりもすっきりした酸味と甘みは、飲みやすい豆のひとつでもあります。
そしてコーヒーが国の重要産業になっていることもあり、味や品質にも優れています。
今回もご覧いただき有難うございました。