こんにちは かーふぁです。
今回はパナマのコーヒー豆について記事を書きたいと思います。
パナマのコーヒーと言えば、やっぱりゲイシャ種の豆が有名です。
決して国土が広くない地域で作られ、一躍世界的に名を知らしめたこのコーヒーは
そのままパナマのコーヒーの代名詞にもなりました。
一時期、コンビニのローソンでも不定期販売で話題になっていたのでご存知の方も多いと思います。
もちろんそれ以外にも
非常に品質の高いコーヒー豆を栽培しております。
目次
パナマのコーヒー豆
パナマはどんな国?
パナマはコロンビアとコスタリカに挟まれ、何とか北米と南米を橋渡ししているような東西に伸びた国です。
国土の面積は北海道より少し小さいくらいの規模です。
また人口はわずか400万人未満で、日本の都道府県で言えば静岡県くらいの人口と
考えてもらえば良いと思います。
ちなみに首都の名前はパナマシティーですが、以前は世界的にも珍しい、国名と同じパナマと呼ばれる首都でした。
そしてやはり有名なのは、パナマ運河でしょう。
歴史的にはこちらも中南米の諸国と同じく、スペインの植民地でこのころから建設の計画はありましたが、当時の技術では難しく計画より400年近く経った
1900年初期にアメリカ合衆国によって完成させた太平洋と大西洋を繋ぐ大規模な建築物です。
閘門(こうもん)と呼ばれる装置があり、これは太平洋と大西洋の高低差を調整するためにあります。
船を仕切られた空間に置き、扉の開閉による水位を昇降させて船を徐々に向かう先の水面の高さに揃えていくという、大掛かりな装置です。
これを1900年初頭に作ったのですから驚きです。
ちなみにこのパナマ運河は通行料が発生しますが、値段は3〜5万ドルという事で日本円にすると300〜500万600万円取られることになります。
パナマのコーヒー豆の歴史
パナマのコーヒー栽培の始まりは、19世紀と他の諸国に比べると比較的新しく、パナマに移民してきた人々によってコーヒー栽培が始まりました。
主に栽培されている地域は国の西部の火山地域になります。
そして今まで栽培されるそのほとんどは、アメリカへの輸出向けになっていました。
しかし、転機は2004年にありました。パナマで行われた国際オークションにて史上最高値で「ゲイシャ種」が落札され、一大旋風となります。
これが、一躍ブームとなりエスメラルダ農園やドンパチ農園に代表されるようにゲイシャ種
の栽培が盛んに行われるようになります。
ゲイシャ種が牽引となり、他の豆も品質が向上し注目の産地の一つとなっています。
パナマのコーヒーの特徴
パナマに代表されるゲイシャ種は、他には見られないフレーバーを持ち、その香りは香水のように例えられています。
味も柑橘系のさわやかさを引き出し、酸味が苦手とする人にも飲みやすい甘さとすっきりさを持ち合わせています。
その他も豆も非常においしく、同じようにフルーツのようなフレーバーが特徴です。
飲み方としては、共に浅煎り~中煎りに抑えて豆の本来の特徴を十分に出すことで、
一番美味しく飲めるといえるでしょう。
またパナマの豆の格付けですが、等級順に
SHB ストリクトハードビーン 標高1350m~
HB ハードビーン 標高1200~1350m
EPW エクストラプライムウォッシュド 標高900~1200m
となっています。
なかなか市場に出回る事の少ないゲイシャ種を中心に希少な豆ですが、一度は飲んでみたい豆の一つですね。
今回もご覧いただき有難うございます。