こんにちは かーふぁです。
今回はパプア・ニューギニアのコーヒー豆について記事を書きたいと思います。
目次
パプア・ニューギニアのコーヒー
パプア・ニューギニアはどんな国?
東南アジアのインドネシアと国境を接してますが、区分けをするとアジア地域ではなく
オセアニア地域に属します。
面積は日本より少し大きいですが、人口はわずか700万人弱と埼玉県くらいの
人口しかおりません。
なぜ国名に・が付くかと言うと、当時渡ってきたポルトガルによってパプアと
名づけられ、その後やってきたスペイン人によりニューギニアと名付けられたこと
に始まります。もともとパプアとニューギニアは別々の国で、合併してできた国
なのです。
人種もパプア人とニューギニア人等を中心にした部族からなる国です。
先に書いた通り、16世紀頃太平洋を渡ったヨーロッパの国々により知られることとなりますが、本格的に植民地として統治するのは19世紀後半になります。
ニューギニアに関しては、統治したのはドイツでしたが、1914年頃、第一次世界大戦を背景にオーストラリアがドイツから占領してしまいます。
そこからオーストラリアの委任統治が始まります。
パプアに関しては、イギリスの保護領として始まり、後にオーストラリアが委任統治することとなります。
その後の第二次世界大戦でも、日本とアメリカとの激戦地だったこともあり、戦争の
残骸が今でも多く残っています。
そしてパプアとニューギニアが統合されたのは戦後のこと、オーストラリアの統治を
経て正式に1975年に独立して今に至ります。
イギリス・オーストラリアの統治だったこともあり、あまり知られていないですが
オセアニア地域の他の立憲君主国の国旗と異なり青ではなく赤黒ベースなのも珍しいです。
日本人にとって、遠い南の国のようでなじみがないですが、戦争中の激戦地だったこともありラバウル等聞いたことがある地名もあるでしょう。
そんなパプアニューギニアは地球最後の楽園と呼ばれています。島を取り囲む海は世界で最も種類の多いサンゴ礁を持ち、陸でも調査をすれば何百もの新種の生物が発見されるような固有生物の宝庫でもあります。
近年では天然ガスの開発採掘も始まり、経済的にも注目される国となっています。
パプア・ニューギニアのコーヒーの歴史
古くから、ヨーロッパ人の移入があったパプア・ニューギニアですが、コーヒーの栽培としては新しい生産地となっています。
当時のヨーロッパ宣教師によりコーヒーが持ち込まれたと言われており、その品種はジャマイカのブルーマウンテンの苗木だったらしいです。
戦後から本格的に始められたコーヒー栽培は主に、ニューギニア島の高地にある中央高原で作られています。
雨季と乾季がはっきりと分かれ年間洪水量も多く、火山灰土壌の肥沃な土地も相まって、コーヒーは短い歴史の中でパプア・ニューギニアにとって一大輸出産業として発展してきました。
パプア・ニューギニアのコーヒーの特徴
パプア・ニューギニアの豆は、ブルボン種やティピカ種に代表される古い品種を中心に
栽培され、ブルーマウンテンのような品種も栽培されてます。
まだ品質にムラがあり、農園の品質管理も差があるため味に安定感がないと言われていますが、基本的にフルーティーなフレーバーと明るい酸味を持ち合わせているのが
特徴で評価は高いです。
また有名なシグリ農園という農園があり、そこのコーヒーはパプア・ニューギニアのブランド銘柄になります。
苦味はあまりなく、こちらも酸味が強いのが特徴です。
また、豆の大きさはティピカ種に代表されるように大粒で硬質な物が多いので、しっかり焙煎しても負けません。
中深煎りから深煎りにして飲むのがベストでしょう。
また、豆の等級はスクリーンサイズで分けています。
AA 6.95mm以上
A 6.75~6.95mm
B 6.55~6.75mm
日本では、あまりなじみのないパプア・ニューギニアの豆ですが、ティピカ種という
世界的にも流通量の少ない豆を栽培していることもあり、味は間違いないでしょう。
今回もご覧いただき有難うございました。