暑くなり水出し紅茶を飲むことも多いと思います。
水出しといえばコーヒーもありますが、紅茶の場合はコーヒーとは別に注意しなければいけない事があります。
それはホットで入れる時と同じ茶葉を使うと実は食中毒の危険が高まるという事です!
それはアイスコーヒーが通常より深煎りで細挽きが良いというような、水出しに適した素材の状態選びのような事ではありません。
そもそも紅茶の場合は食中毒を防ぐため初めから水出し専用の紅茶を使った方がいいという事なんです。
目次
水出し紅茶の注意点
なぜ危険なのか?
まず通常の紅茶の茶葉は、殺菌消毒がされていません。
特に日本で飲まれる紅茶の多くは海外より輸入された物です。輸入される過程で雑菌処理まで検査されていないモノが多いのです。
普通のホットの紅茶はお湯で抽出する事が前提になっています。
熱いお湯で入れる事で、熱によって大半の雑菌は消えてしまうので、茶葉自体が殺菌されてなくても問題がないのです。
しかし水出しで紅茶を作ると、当然お湯は使わないので熱によって殺菌されるタイミングがありません!
これが紅茶を入れた容器内で雑菌が繁殖する原因となります。
そして、雑菌の繁殖した紅茶を飲むと食中毒の原因にもなります。
以前、私もこの事を知らずに普通のリーフティーを使って水出しで抽出していました。
しかも飲み干すまで1週間近くかけて飲んでいたんです!!
今考えれば、ちょっとゾッとします。
何も体に影響を感じるような事はなかったように思いますが、自分が気づいてなかっただけで何か症状が出ていたのかも知れません。
どちらにせよ、食中毒の原因になりますので避けたいところです。
対処法は
水出し専用の紅茶を買う
水出し専用は殺菌消毒を施しています。
これは通常の茶葉にはない特徴です。
全ての通常の茶葉が殺菌処理されていない訳ではありませんが、殆どされてないと思った方がいいでしょう。
この特性もあり、水出し商品はコーヒーよりも紅茶の方が、特に強調されて多く販売されている気がします。
でも決して特別なモノではなく、市販で簡単に手に入るので水出し専用の紅茶を使うのが間違いありません。
早く飲みきる
水出し紅茶は作り置きは○
しかし早めに飲み切りたいものです。
殺菌消毒していると言っても、やはり長く置いていると雑菌は繁殖するものです。
目安は24時間と言われています。
コーヒーの水出しは3日程度を推奨していますので、そう考えると「かなり短いな」とは、正直思います。
ですのであまり大きなジャグで沢山の量を作らずに、自分や家族が飲み干せる量を作るようにしないといけませんね。
容器はガラス製がいい
ガラス製は扱いづらさ等もあり樹脂製のモノが多いかもしれません。
各言う私もジャグは樹脂製を使っています。
しかしガラス以外の容器は紅茶の匂いが移りやすく、そこから細菌が繁殖する原因にもなります。
特にフレーバーティーは注意です。
もちろん当たり前の事かもしれませんが、たとえガラス製であっても飲み切って洗う時は、匂いや汚れが残らないようにキチンと洗うのを心掛けたいものです。
まとめ
茶葉という特性上、コーヒー等より雑菌の原因になりやすいのが水出し紅茶です。
しかしひと手間、気にかけるだけなので、留意点さえ守ればおいしい水出し紅茶は安全に飲めますよ!
今回もご覧いただき有難うございました。