こんにちは
紅茶には多くの種類がありますが、中でも三大紅茶と呼ばれる物はご存知でしょうか?
今日は紅茶の事について書いていこうと思います。
紅茶には三大銘柄と呼ばれる物があります。
それが、
- ダージリン
- ウバ
- キームン
です。
三大紅茶の共通点は、ハイグロウンと呼ばれる一般的な茶葉より高地で栽培されている事です。
高地で栽培すると涼しい分、生育は悪いのですが厳しい環境に揉まれて味や香りが濃くなる特徴があります。
今回簡単に紅茶の三大銘柄についてまとめました。
目次
紅茶三大銘柄
ダージリン
三大銘柄でも、最もメジャーで有名なのがダージリンです。
別名で、紅茶のシャンパンと呼ばれたりもします。
インドと言えば、紅茶生産量が世界の約7割を占める一大産地です。
その中でもネパールに近い西ベンガル州と呼ばれる山間部のヒマラヤの麓に位置するダージリンと呼ばれる地域で栽培されているものをダージリンと呼びます。
また、品種としてインドではアッサム種と呼ばれる主に熱帯で育つ気候に適した品種
が中心ですが、このダージリン地方はインドで唯一寒さに強い中国種の栽培が成功した
地域でもあります。
そしてダージリンもこの中国種に当たります。
標高が2.300m級の山岳地帯にあるダージリン地方は朝晩で温度差が大きく、何度も1日に霧が発生します。
やがて、ヒマラヤの中心から吹く風により霧が晴れ、日光が差すと、今度は湿った茶葉を乾かしていきます。
この独特の気象条件の繰り返しが、ダージリン特有の香りと味を生み出します。
また、ダージリンは年に4回収穫時期があります。その中でも、上質なモノは摘まれた時期によってさらに3種類に分けられ、それぞれに個性があり違ったテイストになっています。
以下にまとめています。
ファースト・フラッシュ
摘採時期 3~4月
まだ葉は青く、水色も淡く青っぽくなっています。フルーティーな香りがしますが、味わいは緑茶にもどこか近い味を感じます。
セカンドフラッシュ
摘採時期 5~6月
ダージリンでも一番評価の高くなるモノで、一般的にも一番目にするものになります。
水色は明るいオレンジ色で、フルーティーな香りと深みのある渋みを持ち合わせています。
オータムナル
摘採時期 10~11月
水色は一番濃く、味は強いコクと渋みを感じられます。
一番紅茶らしい色や味とも言えます。
ウバ
ウバはスリランカ南部のベンガル湾に面した山岳地帯の斜面にて栽培されています。
標高1.400m~1.700mの高さで、インド洋からの冷たい季節風にさらされ、霧を
晴らすと共に茶葉が乾燥します。
そんな環境で育ったウバには特有のミント系メントールのような香りを持っており、ウバフレーバーとも呼ばれます。
味も渋みが強くなっています。
水色は赤色のような色合いで濃く出るのが特徴です。
クオリティーシーズンは7~8月にかけてで、気象条件に品質が大きく変わる品種となりますが、三大紅茶として人気の銘柄となっています。
個人的には好きな紅茶ですが、結構濃いので初心者はミルクティーにすると、飲みやすいかと思います。
三大紅茶の中では、値段も比較的手頃なのもいいところですね。
キームン
キームンはキーマンとも呼ばれています。
キームンは中国の安徽省(あんきしょう)の 祁門県(きもんけん)と呼ばれる地域で育てられる紅茶です。位置的には、上海に近い東側に位置しインドやネパール等とは離れた地域です。
この土地は亜熱帯に属し年間の気温も降水量も高く、365日ある中の200日が雨のような地域です。
中国国内で消費されることは少なく、主にイギリスで人気でイギリス王室の御用達でもあります。イギリス女王の誕生日には、このキームンが飲まれるそうです。
苦みや渋みが少なく芳香な味となっており、口当たりが良いので紅茶初心者でも美味しく飲める味わいとなっています。
しかし、日本より一番近い中国の紅茶ですが、3大紅茶の中でも一番手に入りにくい紅茶になっています。
希少価値が高く、ルピシアでもキームンブレンドのようなブレンドとなっています。
一度、カルディのモノを飲んだことがありますがフレーバードティーと思わせるような
香りと味は、一度で美味しいと分かります!
まとめ
紅茶三大銘柄は、味が三者三様なのですが、どれをとってもストレートで十分個性を味わえるのが魅力です。
ミルクを入れずに、まずはストレートから飲んでみたいものです。
今回もご覧いただき有難うございました。